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2022/05/20UP

【作ってみた!】3Dプリンターで造形! ガンギちゃん可動式フィギュア -パート4-

みなさんこんにちは!ガンギショップスタッフのまっちゃです。

 

これまでパート1・2・3と続いてきたガンギちゃんフィギュア作ってみたシリーズですが、パート4となる今回はいよいよ作ってきたパーツに色をつけていく塗装作業となります!!!

 

もし、前の工程をご覧になられていない方がおられましたら、下のシリーズ構成よりみて頂けると嬉しいです✨✨✨

 

ガンギちゃんフィギュア記事のシリーズ構成はこちら♪

 

[パート1] 骨組み・関節パーツ3Dデータ完成まで
[パート2] 3Dプリンターで関節パーツプリント完了から2次硬化まで
[パート3] 体や洋服などの小物パーツの作成
[パート4] パーツ塗装作業 ←今ここ
[パート5] 可動式ガンギちゃんフィギュア撮影会

 

 

↓そして、今回の記事の目次はこちらです!

目次

1. パーツの塗装

・使用した機材

・パーツに下地を塗る

・塗料を塗っていく

・乾燥させる

2. デカールについて

・目のデカールの作成

・顔パーツにデカールを貼り付ける

3. 仕上げ

4. 組み立て・完成

1. パーツの塗装

使用した機材

まずは、作業の際に使用した機材をご紹介♪

 

・エアブラシ

Autolock エアブラシ 充電式エアブラシ オートスイッチ搭載 ダブルアクション カップ(7cc,20cc) クリーナー(5本付き) 口径0.3mm 27psi

パーツの塗装に使用しました。何度か塗り重ねることで均等に塗ることができ、ガンギちゃんの髪の毛などのグラデーションも表現することができました!

 

・スプレーブース

Ausuc スプレーブース スプレーワーク 塗装ブース エアーブラシシステム

ペインティングブース エアーブラシ用 

エアブラシやスプレーを使用する際は、この中で作業していました。ブースの後ろにホースがついており、ホースを外に出しておくと、作業中の塗料の匂いなどを吸って排出してくれます。

 

GSIクレオス Mr.ネコの手シリーズ・塗装作業支援ツール Mr.トラの手ステーション ホビー用塗装用具 GT110

塗装したパーツを乾かすのに使用しました。

 

・筆

Amyu ペイントブラシ 面相筆 プラモデル フィギュア 塗装 画筆 11本 セット

細かいところを塗るために細い筆や、この他、パレットなどがあると、手作業で色塗りの際に助かりました♪

 

パーツに塗る塗料については、この後の説明の中でご紹介していきます。

 

 

パーツに下地を塗る

いよいよパーツに色をつけていくのですが、色付けの前に、パーツ全てに「下地」を塗っていきます!

 

下地には、2つの液剤を使用しました。

↓まず最初に塗ったのはこちら

【ガイアマルチプライマー】

 

価格:770円(税込)

内容量:50ml

原液のまま、エアブラシでパーツ全体に吹き付け乾燥させます。

 

↓乾燥が完了したら、お次はこちら

【サーフェイサーエヴォ ホワイト】

 

価格:660円(税込)

内容量:50ml

薄め液で希釈(←基本は1:1とのことですが、お好みで調整を♪)し、エアブラシでパーツに吹き付けていきます。

 

 

サーフェイサーを吹き付けることで、抜群の隠蔽力で、パーツの表面についてしまっていた細かい傷を隠すことができ、この後に塗っていく塗料の食いつきも良くなります♪

 

 

↑下地を塗っている途中のパーツたち

 

全てのパーツが塗れたら、しっかり乾燥させます。

 

 

 

塗料を塗っていく

下地の塗装が完了したら塗料で着色していきます!

パーツの着色には、エアブラシと、細かいところには筆を使用して塗っていきました♪

 

まずはタフレジンでプリントしたパーツの塗装から!

 

硬い素材のパーツの塗装には、エアブラシ専用の水性の塗料を使用しました。

↓実際に使用したのはこちら♪

 

・ガイアカラー薄め液
・エアブラシ専用塗料Brusherアクア ホワイト50㏄
・エアブラシ専用塗料Brusherアクア アリライドイエロー50㏄
・エアブラシ専用塗料Brusherアクア エメラルドグリーン50㏄

(旧フタロシアニングリーン)

・エアブラシ専用塗料Brusherアクア キナクリドンレッド50㏄

 

色を作る際には、作業机の目に入るところにガンギちゃんの色見本となるものを貼り付けていました。

これを参考に色を混ぜ合わせて着色するための塗料を作りました。

 

(↑実際に作業する場所の目の前に貼っていたガンギちゃんイラストです)

 

例えば、ガンギちゃんの衣装のピンク部分には、、、

 

 

・クレオス Creos CL01 [Mr.カラー LASCIVUS(ラスキウス)シリーズ ホワイトピーチ 18ml <光沢>
・ガイアノーツ30705 [モデラーズプロデュース NAZCAシリーズNP004 ピンクサフ 50mL
・ガイアノーツ GS-02 サーフェイサーエヴォ ホワイト

 

この3種類を混ぜ合わせて色を作って塗っていました!

ちなみに画像左のボトルは、混ぜ合わせた塗料を入れるためのもので、使う量が多い色などを多めに作って保管しておくことができます♪(塗っている最中にちょっと失敗したり、日をまたいで作業していたので、かなり便利で助かりました!)

 

 

近くで見るとこんな感じで目盛りも書かれています。

 

そのほか、細かい部分の塗装には筆を使っていたのですが、筆についた塗料を洗う時や、そのほかの用具を洗浄する際には専用の溶剤を使用していました。

 

【GSIクレオス T116 Mr.ツールクリーナー 改 (特大) 400ml ホビー用溶剤】

 

価格:880円(税込)

塗料の用意ができたところで、、、

 

いよいよパーツに色を塗っていきます!!

 

パーツに塗料を塗る際は、一度に塗料を吹き付けて塗るのではなく、薄づけで乾かしながら何度か塗り重ねるような感じで塗っていきました。

 

そしてそして、色がついたパーツたちがこちら!!
まずはお顔!
目に関してはこの後の工程の中でつけていきますのでお楽しみに、、、✨✨✨

 

 

続いて頭周りのパーツです!
髪の毛は、グラデーションになるように、、、など、かなりこだわって着色しました♪
頭の土星の模様などの細かいところは筆でがんばりました!

 

胴体と手足です!

 

ピンク色もかなり綺麗に着色することができました♪
硬いパーツの着色の次は、ゴムレジンで作ったパーツたちの色付けです!
このパーツたちに関しては、柔らかい素材となっているため、先ほどの塗料で同じように塗ってしまうと乾燥後にひび割れてしまいます、、、(←見事に経験済みです。笑!)

 

と、いうことで、ゴムレジンで作ったパーツには「ウレヒーロー」という塗料を使ってみることにしました。
こちらの塗料は、伸張性と柔軟性が抜群によく、塗装後のひび割れの心配も無くなりました♪

 

 

・ウレヒーロー 専用うすめ液 50ml
・ウレヒーロー ラスクリ 15ml M-1 ホワイト (全ツヤ消し)
・ウレヒーロー ラスクリ 15ml M-6 011 イエロー (全ツヤ消し)
・ウレヒーロー ラスクリ 15ml M-8 ブルー (全ツヤ消し)
・ウレヒーロー ラスクリ 15ml M-5 レッド (全ツヤ消し)

 

色味を調整しながら着色したのがこちら♪

 

 

色もいい感じに塗ることができました!!!

 

これでパーツの着色は完了です♪

 

 

塗料の性質について

パーツが無事塗れて喜んでいるところなのですが、ちょっとここで塗料の性質についてのお話を💡

 

今回のガンギちゃんフィギュアの塗装作業に使用した塗料は全て“水性”の塗料を使用していたのですが、性質の違う塗料を塗り重ねたりする場合などは注意してください><

 

例えば、“水性”の塗料と“ラッカー性”の塗料がある場合、水性の塗料の上からラッカー性の塗料を塗ることはできません。(この場合はラッカー性の塗料に水性の塗料が溶かされてしまいます、、、💦)

 

逆に、“ラッカー性”の塗料の上に“水性”の塗料の場合は、ラッカー性の塗料の塗膜が強いので問題なく塗ることができます。

 

この他にも、塗料の種類には水性、ラッカー性の他に、“エナメル性”や“アルコール性”のものがあり、それぞれ強さの関係により塗り重ねが可能なもの不可能なものがあるので、違う性質の塗料を使用する場合は十分に注意して塗装作業を行うようにしてくださいね♪

 

 

 

2. デカールについて

 

目のデカールの作成

まずはガンギちゃんのイラスト等を参考に、フィギュアのサイズに合わせて目の絵柄データを作成します。

💡この際に、白目の部分とその他(眉毛やまつ毛、瞳部分)を分けて作成しておきます。

 

↓使用したのはこちら♪

 

 

・家庭用インクジェットプリンターデカール用紙(白ベース・A4サイズ5枚入)
・家庭用インクジェットプリンターデカール用紙(透明ベース・A4サイズ5枚入)

 

 

 

デカールシールは、白ベースと透明ベースの2種類を用意し、白ベースの方(画像左)には白目部分、透明ベースの方(画像右)には眉毛やまつ毛、瞳部分を一緒に印刷します。印刷部が乾燥したら、印刷面にクリアコーティングをしておきます。

 

 

顔パーツにデカールを貼り付ける

印刷ができたデカールを顔パーツに貼り付けていきます。

貼り付ける際に主に使ったものはこちら↓

 

・Mr.マークセッター(左)
・Mr.マークソフター(右)
【その他】
・ハサミ
・ピンセット
・綿棒

それではやっていきましょー♪

 

 

 

使用する部分を台紙ごとハサミでカットします。

 

 

 

↑カットしたデカール(左:白ベース・右:透明ベース)

特に白目はギリギリでカットしておきます。

 

デカールの準備ができたら顔パーツに貼っていきます!

 

デカールを貼り付ける際は、台紙面に水を含ませた布やティッシュなどの上にのせ、台紙の裏に水を染み込ませます。台紙に水が染み込むと印刷面が動くようになるので、パーツの貼り付け面にMr.マークセッターを塗ってから、デカールを台紙からスライドさせるような感じで貼り付けます。

 

 

↑Mr.マークセッターはデカールを貼り付ける箇所に直接塗ります♪

 

 

デカールの位置を調整し、ベストな位置にきたら綿棒で優しく押さえて定着させます。

 

 

デカールがパーツに張り付いたら、その上にMr.マークソフターを塗って乾燥させます。

(☆瞼が開いているパターンの目は白目のデカールを先に貼り付けてから透明デカールに印刷した目のデカールを貼り付けていきます。

 

 

白目デカールのマークソフターが乾いたら同じ手順で透明デカールを、白目と綺麗に重なるように貼り付けます。

 

 

全て貼り付けが完了したらこんな感じです♪

 

可愛い、、、!!!!!

表情豊かなガンギちゃんになりそうです、、、!!!!

 

 

 

3. 仕上げ

デカールが貼れたら仕上げの工程です。

 

今のままだと、取り扱う際にちょっとした衝撃等で表面に傷がついてしまったり、塗料が剥げてしまうかもしれないので、仕上げ剤で見栄えUPと補強をしていきます!

 

【プレミアムトップコート <つや消し> スプレー】

価格:660円(税込)

内容量:100ml

💡スプレーする前に、しっかりとスプレー缶を振って中の液剤を攪拌してからパーツに吹き付けるようにしましょう♪

 

全体に吹き付けが完了したら乾燥させます。

 

 

 

4. 組み立て・完成

仕上げ材が完全に乾いたら、パーツを組み立てていきます!!!

 

 

胴体を中心に各パーツを組んでいきます!

 

 

髪の毛には土星もしっかりセット♪

 

 

前髪と顔パーツもピッタリフィット!!!

 

 

↑組み立て途中のガンギちゃん

お洋服や小物は必要に応じて接着剤で固定しています♪

 

 

手、足のパーツは胴体にセットした関節パーツに接続して、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完成しましたーーーーっ❗❗❗❗❗❗❗

 

ガンギちゃんが笑ってる、、、!!!!!!

(写真を撮りながら感動🥲✨✨✨✨)

 

関節部分もちゃんと動かすことができました!

 

 

 

ということで!!!!

 

無事、可動式ガンギちゃんフィギュアが完成したところで、今回の記事はここまでとなります。

 

そして次回、ガンギちゃんフィギュア作ってみたシリーズついに最終回✨✨✨

 

最終回は、完成したガンギちゃんフィギュアで写真撮影の回となります!

いろんな角度から撮っていくので、改めてどのような作りになっているのかなど、、、

みんなで楽しみながら見ていけたら嬉しいです!

 

あとあと❗❗

シリーズパート1の記事でも追記させていただいたのですが、

今回制作した関節パーツの3DCGデータが、下記のサイトより購入することができるようになっています!!!!!

 

 

サイト名:CGTrader

3DCGデータタイトル:Figure joint parts 3D print model – with mascot character sample 3D print model

 

データでの販売となりますので、ダウンロードした後はご自身でアレンジしていただくことも可能です♪

 

それでは次回更新をお楽しみに〜♪

 

まっちゃ

ホビーショップガンギのスタッフで、デザイン部に所属しています。ブログも撮影スキルも初心者ですが、試行錯誤しながらみなさまのフィギュアライフがさらに楽しくなるような記事を書いていきたいと思います!

まっちゃの記事はこちら

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